JILLA装画塾(大阪)について

ブログの方はしばらくお休みしますと言っていましたが、イラスト関連のご報告だけしますね。

先週、JILLA装画塾が終了しました。
JILLA装画塾は全三回、装丁家の宮川和夫先生による講座でした。
一回目は、その歴史や挿絵についての勉強。
二回目は佐野洋子さん著作の「ぼくの鳥あげる」の装画を描いて提出して講評。
最終の三回目には、装丁をしたものをみて講評という流れでした。

二回目のこともちょっと触れておきます。
広瀬弦さんの装画と佐野洋子さんの絵のイメージにかなり引っ張られ、そこからどうにも離れられず、それでも何かしら形にせねばと思いながら、必死に水彩イラストを描きました。
他の受講生も多分同じ何じように引っ張られているに違いない、それで一体どんなアイデアを出してくるんだろうと思いながら、二回目の講座に出席したのでした。
実際見てみたら皆さんの作品のなんと豊かなことよ・・・。

さらに先生から「これはラフですか?本番ですか?」と聞かれました。
こりゃ駄目だ〜、完成に見えないものを提出しちゃったんだわと、さらに打ちのめされたのでした。_| ̄|○

そして最終三回目は装丁された全員分がテーブルに並べられました。
(ちなみにイラストは修正して再提出しています。)
宮川先生の装丁はどれもとても美しくて、うっとりと見惚れてしまいました!

どれも素敵

装丁されるとイラストの見え方が随分変わりますね。
私のイラストがとても立派で美しく見えました。
美味しく料理(デザイン)して下さったのがよくわかります。
先生は同タイトルで、フォントも一種類、しかも短期間で作られたそうです。
引き出しどれだけ豊かなんだろう。
凄いなぁ・・・。

帯あり
帯なし(バーコードまでついて本物みたいです)
帯にくちばしが掛からないように帯幅調整して下さっています(^^)

さて。

そこで喜んで終わりというのではなく。

実際にこの本がお店の本棚に並んだ時に、思わず手に取らせてしまう魅力がイラストにないといけない。
そこなんですよね。
他の方の作品と並べることで、自分の絵がどう見えるか、どう見せたかったのか、何が駄目で何が良かったのか、冷静に見ることができました。

この講座を受けたおかげで本屋さんで表紙を見る目が変わりました。
装画にぐっと興味が湧いてきまして、生きている間に文芸本の装画を一冊は描いてみたいです・・・!!



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