因縁の中之島
土曜日は水彩講座で、大阪中之島に野外スケッチに行って参りました。
小学生時、学校行事でここにある中央公会堂を写生しに行ったことがあります。
レトロで美しい建造物ですが、当時の私は建物にこれっぽっちも興味がありませんでした。
(子供って建物好きな子は少ないと思うんだけど・・・。)
なのに凝ったデザインの窓枠や延々と続く壁面のレンガ達を描かなくてはいけない。
ただただしんどくて、楽しい思い出になるわけもありませんでした。
そんな経験が「建造物や風景は苦手」という意識を生んだように思います。
しかし大人になった私にとって、逃げてはいけない、面倒とかも許されない、これは描かねばならんものなのであります。(と思うくらいのトラウマ度。)
沈みゆく陽に吹きすさぶ風・・・その冷たさに打ち震えながら、それはもう修行のように忍耐強く鉛筆と筆を動かしました。
↑タイトル「中之島の合戦(ただし独り)」
しかし、約一時間半後にスケッチ会は終了し、そんな描き方で描ききれる訳もなく〜。・゚・(ノД`)・゚・。
直後は敗北感しかありませんでしたが、その後の講評で、先生やメンバー皆のスケッチを見てようやく気づきました。
私の絵は描き方以前に、心持ちを改善する必要がありますです。
スケッチは練習という目的が一つにはありますが、過去の怨念を晴らすものでもありません・・・。
↑実物は大変美しい公会堂です。
絵と違って怨念などこもっておりません。
観光の際にはぜひお立ち寄り下さい。ヽ(=´▽`=)ノ
でも今回も気付きがあったので良かったのではないかと思っています。
今度描く時は、穏やかな気持ちで描けるんじゃないかな。
また描きに行くよ!
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